MVNOに変えるときに必要なものってある?
いざMVNOに乗り換えるとして、事前に用意しておくとスムーズに手続きが進むものがありますのでチェックしておくといいでしょう。
◆クレジットカード
MVNOに変更する際にまず必要となるのがクレジットカードです。
申し込みをクレジットカード所有者に限定することで、いろいろなメリットが考えられます。
まずクレジットカードを持っている人は一定の所得を得ている可能性が高く、利用料金をきちんと支払ってくれる見込みがつきます。さらに手続きも簡便になりセキュリティも高い支払い方法であること、申し込まれるMVNO側にとってもクレジット決済に絞ることで余計な事務作業を減らせるのでコストカットができることなどが挙げられます。
「なんだよ~、クレジットカード使わないといけないのかよ~」と思われるかもしれませんが、オンラインでの申し込みが主体であるMVNOが今後も継続的にサービスを続けていくためには仕方ない選択であると割り切りましょう。
◆本人確認資料
これはMVNOに限らず契約ごとには必須ですが、お決まりの本人確認資料の提示です。
店頭での契約と異なりオンラインで手続きをするためには本人確認資料をアップロードするという手順を踏む必要があります。
スマホで申し込む場合はスマホのカメラでそのまま免許証やパスポートなどの指定された資料を撮影してアップロードすればOK。パソコンの場合はスマホやデジカメで撮影した画像を取り込んでアップロードします。
資料をアップロードするという行為にあまりなじみがないせいか「悪用されたり盗み見られたりされそう…」と思われるかもしれませんが、契約時のやり取りはすべて暗号化されておりそう簡単にトラブルになることはありません。店頭まで免許証やパスポートを持っていくリスクと比較すればむしろ安全なくらいです。気にせずにサクッと処理しちゃいましょう。
◆MNP予約番号
今使っているキャリア(docomoやauやSoftbank)からMVNOに乗り換えるときはたいていの場合電話番号はそのまま乗り換えると思います。その際に手続き上必要になるのがMNP予約番号です。(電話番号を変えたい場合や新規契約をする場合は不要です。)
MNPとはMobile Number Portabilityの略語で、日本では2006年の10月から携帯電話番号そのままでいろいろな会社の回線に乗り換えられるようになりました。
MNPを利用して別の回線に乗り換える際は、現在使っている回線元でMNP番号を取得できるサポート窓口に連絡をするのが基本です。なかにはweb上の手続きで取得可能なところもあります。(IIJmioで実際に申し込んでみたら約1日で発行されました)
MNPのサポート窓口に電話すると、場合によっては引き止めをしてくることもあります。キャリアのSoftbankからMNP予約番号を取得する際も同じSoftbank系列のYモバイルに勧誘されたのですが丁重にお断りしました。MNPはあくまで消費者側の権利ですから、余計な情に流されずにMNP番号を取得することだけを考えて手短に取得しましょう。口頭で伝えられるので手元にメモができる状態を作っておくとスムーズです。
◆SIMロック解除の手続き
これは現在利用している機種にもよりますが、キャリアで購入したスマホにはSIMロックがかかっているので解除しておくと幅広いSIMが選択できますし、もし中古買取やフリマで出品する際も買い取り価格が高価になりますので、条件が合う場合はネット上で手続きしておくといいでしょう。(ショップの店頭で解除すると手数料がかかりますのであまりお勧めしません)
ネット上でのやり方の1例を示しますと、各キャリアのマイページにログインしてSIMロック解除の項目からIMEI(スマホ本体の識別番号)を入力するという方法になります。たったこれだけ。
もしマイページのログインがどうしてもできない場合は仕方なくお店に行って手続きしてもらいましょう。手数料として3,000円くらいかかりますが、万が一買い取り店などへ手放すことになったらSIMロック解除済みというだけで買い取り価格があがりますのでトントンくらいにはなるでしょう。
基本的に店頭での手続きと同じものが必要なんだね!
契約ごとだから当たり前っちゃ当たり前だよな。
SIMロックに関しては2017年8月以降に販売開始になったスマホ(例えばiPhone8とか)ならauで購入したスマホならSIMロック解除しなくてもau回線を使っているMVNOに乗り換えられるようになったから焦って解除しなくてもOK。