毎年新型iPhoneの発表が行われる9月は、中古市場やフリマなどで型落ちのiPhoneが活発に取引されはじめます。(つい先日iPhone XS、iPhone XRが発表されて話題になりましたね。)
これは新しいiPhoneを手に入れる人が増えることで、これまで使用してきたiPhoneを手放す人も同じくらい増えるからです。
つまり市場には型落ちiPhoneが数多く並ぶことになり、それにともなって価格も下がっていくことになります。
型落ちといえども、だいたい2~3世代くらい前のiPhoneなら性能的に何の不満もなく利用することができますので、安価に高性能なスマホを使いたい場合はこの機を逃さずに利用したいところです。
そこで今回はそんな型落ちとなるiPhoneの中でもCPUに高性能A11チップを搭載したiPhone8をMVNOで使い倒すべく、利用法や注意点をまとめていきます。くことにします。
今使っているスマホからiPhoneに変えようと思っている方や、高性能スマホを低価格で使っていきたい方は参考にしてみてください。
私も今使っているのがちょっと古いAndroidだから、この機会にiPhoneデビューしてみようかな?
型落ちiPhoneの買い方や使えるMVNOの紹介もしていくから参考にするといいよ。
iPhone8以降に発売された機種も当記事の内容と同じステップで乗り換え可能です。(iPhoneX、iPhoneXSなど)
機種名を乗り換えたいiPhoneのモデルに置き換えてご覧ください。
iPhone8の入手方法
iPhone8を使うためにはまず本体を入手しないことには始まりません。
本体を入手するためには以下のような方法があります。
キャリアで契約していたものを使う
自分でdocomo、au、Softbankで契約してiPhone8を持っている方は今使っているソレを使い続けてください。まぁ当たり前ですよね。
とはいえ、キャリアと契約していたものを途中で解約するとなれば違約金もかかりますし、本体代金を分割で支払っている場合は当然残りの代金を負担しなければならなくなります。
2年縛りで契約している方の場合は残りの契約で負担することになる通信費と違約金、スマホ本体代を確認したうえで、どのタイミングでMVNOに乗り換えればトータルで安くなるのかを判断する必要があります。
「そんなのわからないよ~!」という方に便利なのがmineoの乗換タイミング診断です
【公式ページ】mineo
公式ページのトップから【乗換タイミング診断】をタップして自分の毎月のスマホ代と乗り換えたいプランの情報を入力するだけでオトクになるタイミングを自動で計算して表示してくれます。
キャリアから乗り換えたい方は必須のツールですよ~!
残りの契約日数によっては違約金や手数料を含めてもMVNOに移行したほうが安くなる可能性もあるみたい。
気になる人は一度チェックしてみましょう!
メーカー公式から購入する
オーソドックスかつ確実な手段として【メーカー公式で買う】という方法があります。
iPhoneの場合メーカーはアップルになりますので、アップルショップに赴いて店舗で購入するか、公式サイトから通信販売で購入する形になります。
iPhoneを入手する方法の中では最もコストがかかる手段であることは間違いありません。ショッピングローンも利用できるとは言え、先行き不安なこの時代で分割払いはオススメできません。基本的には一括で支払うことになりますのでまとまった購入資金をあらかじめ用意しておくことが必要になります。
その代わり確実に正規品が手に入りますし、アップルショップで販売されているiPhoneは全てSIMフリーになりますので数あるMVNOの中から自由に選ぶこともできるようになります。
中古品よりも新品派という方は公式からお求めください。
もしキャリアの契約更新月に解約できるのであれば、MNPでMVNOに乗り換えついでに公式サイトから新しくiPhoneを買ってしまうのも手だな。
2年間というスパンで見ればキャリアで使うよりもSIMフリー+MVNOの組み合わせのほうが安くあがるからな。
中古を買う
iPhoneを安く使うという手段の中で最もコストパフォーマンスに優れるのが「中古のiPhone8を使う」という方法です。
このページも【中古のiPhone8】+【MVNO】という組み合わせでオトクに使っていきましょう!という話題を中心にお届けしていきます。
中古のiPhoneを手に入れる方法としては中古のスマホショップで購入する、フリマ(オークション)で購入する、友人や家族から譲ってもらうなどいろいろありますが、基本的には中古スマホを取り扱っている大型の中古販売店(ソフマップ、じゃんぱら、ゲオなど)やネットショップ(Amazon、イオシス、駿河屋など)で購入することになるでしょう。
中古品と聞くとキズや汚れ、バッテリーや機能面で不安を覚える方もいらっしゃると思いますが、中古スマホショップで購入する分には品質面での不安はほとんどないといえます。
スマホショップでは中古品にも1週間~1か月程度の保証を実施しているところが多く、実際に使ってみて動作が怪しいと気づけば返品や交換に応じてくれます。
なかには格安販売の代わりに無保証のスマホや動作未確認のジャンク品などもありますが、それらは自分でなんとかできる上級者向けの”お遊び用”という形になりますので腕に覚えのある猛者以外は手を出さないようにしましょう。
問題はフリマで販売されているスマホです。
市場の相場よりも安く売られていることもあるので思わず飛びつきたくなりますが、慎重になったほうがいいです。というよりもフリマでは購入しないほうがいいでしょう。
なぜなら検品が不十分だからです。
一般的に中古販売店では買取の際に査定と検品をするので時間がかかります。これは買い取ったスマホがひと通り機能に問題がないかどうかをマニュアルにのっとってテストをしているからです。この作業は手間と時間がかかりますがこの作業を経ることで安心してスマホを第三者に販売できるようになります。
しかし素人の販売するスマホには検品のマニュアルもなければ客観的な機能評価もされていません。すべて出品者の主観と感覚に基づいた商品説明しかなされないのです。
もちろん当たりを引けば市場よりも安く高品質な中古品を手に入れることができます。しかしフリマの画像だけで目利きをするには限界があります。
という観点から、nosekae.com的には中古スマホはショップから購入することをオススメしております。
確かに安さにつられてハズレを引いちゃったら困っちゃうよね~。
フリマは保証もないし……。
メルカリとか見てるとわかるけど、そもそもあんまり安くないからな。
Amazonとか駿河屋で扱ってる中古スマホのほうが安くて質もいいぞ。
スマホを中古で購入する際に気を付けたいのが「ネットワーク利用制限」についてです。
このネットワーク利用制限とは何なのか。
簡単に言うと、前の所有者がきちんとiPhone8の本体代金を完済しないまま買い取りに出していた場合、今後モバイル通信機能が凍結されてしまう可能性があるということです。
「さすがにそれは困る!」と思うでしょうが、そうならないように見分けることが大切です。
中古店の店頭なら「ネットワーク利用制限」の欄に【○】か【▲】が表示されているはずです。
○になっているものを買えば端末代金が完済されているものなので100%心配ありません。
▲になっているものは前の所有者次第です。完済してくれる人がほとんどですが世の中クズみたいなヤツもいるので払わずに放置する場合があります。
そうなるとネットワーク利用制限が【×】になってしまい、モバイル通信不可になります。つまりスマホとして使えなくなってしまいます。
こうなってしまうと解除できませんので、トラブルを避ける意味でも▲になっている機種は極力選ばないようにしましょう。
iPhone8はまだ発売されてから日が浅い機種なのでネットワーク利用制限が▲になっている中古品がかなり多いです。
ネットで売られている機種を品定めする場合は必ずIMEI(スマホに割り振られている固有識別番号)を確認して、キャリアのIMEI確認ページから現在のネットワーク利用制限の状況を事前に確認しておきましょう。
iPhone8の中古品を使う準備をしよう
中古のiPhone8を入手した後はSIMカードを選ぶ必要があります。
(すでにSIMフリーのiPhone8を入手できている場合はお好きなSIMカードを選んでご利用ください。したがって本項目の内容はスキップしていただいてOKです。)
ここから先は入手したiPhone8のキャリアによって選ぶべき道がわかれていきます。
docomo版の場合
docomo版のiPhoneの場合、その他のdocomoスマホと同様にdocomo通信網を利用したMVNOを使うことでSIMロック解除をすることなく乗り換え可能です。
docomo系のMVNOは非常に多くのブランドから選ぶことができますのでお好みのプランから選んで乗り換えてください。
中古の場合もSIMロック解除をすることなく乗り換え可能です。
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au版の場合
iPhone8シリーズは2017年8月以降に発売された機種なので、総務省の「モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針」にのっとって【キャリアと同じ通信網を利用したMVNOに関してはSIMロック解除をすることなく利用できる】機種となっています。
つまりauのiPhone8は、同じau回線を利用している
- 【UQモバイル】
- 【mineo(Aプラン)】
- 【IIJmio(タイプA)】
- 【BIGLOBEモバイル(タイプA)】
の中からSIMロック解除不要で自由に選択して使うことができます。
この制度によってSIMロック解除の手間をかける必要がなくなりましたので、乗り換えへのハードルはかなり低くなりました。同様に中古で入手したiPhone8シリーズもSIMロック解除の心配をすることはありません。auキャリアのまま乗り換え可能です。
データ3GB+通話プラン | |
---|---|
UQモバイル | 1,680円~ |
mineo(Aプラン) | 1,510円~ |
IIJmio(タイプA) | 1,600円~ |
BIGLOBEモバイル(タイプA) | 1,600円~ |
代表的な4社で比較してみると、データ3GB/月+通話プランでおおよそ1,600円前後となっています。
UQモバイルが最も月額料金が高い(といっても最安のmineoと170円/月の差)のですが、そのかわりにデータ通信速度が非常に速いので、日中や夕方にデータ通信の速度を落としたくないという方はUQモバイルをオススメします。
公式リンク | コメント | |
UQモバイル | UQモバイル | 業界最速のデータ通信で使いやすさ抜群。通信速度重視ならUQ以外ありえない。 |
mineo(Aプラン) | mineo | iPhone5以降の全機種で動作確認済み。安心感◎ |
IIJmio | IIJmio | タイプAとタイプDでデータ容量のシェア可能。 |
BIGLOBEモバイル(タイプA) | BIGLOBEモバイル | 6GBプラン以上で公衆Wi-Fi(BIGLOBE Wi-Fi)が無料で使える。 |
ちなみに、docomo回線やSoftbank回線を利用しているMVNOに乗り換えたい場合は、上記の【キャリアと同じ通信網であるMVNO】という条件からは外れてしまいますのでSIMロック解除が必要になります。
せっかく同一の通信網を使用しているMVNOがあるので基本的にはau系のMVNOを選ベば問題ありませんが、どうしてもau系以外から選びたい場合はSIMロック解除をするか、SIMロック解除済み(SIMフリー)の端末を入手して乗り換えましょう。
Softbank版の場合
Softbank版のiPhoneも事情はau版と同じです。LINEモバイルやmineoで提供されている専用SIMを利用すればSIMロック解除をしなくてもそのまま乗り換えすることができます。
Softbank系のSIMを提供しているブランド自体は10社以上あるのですが、チェックすべきはmineo(Sプラン)、b-mobile、LINEモバイル(Softbank回線)くらいでよろしいかと思います。
なぜならそもそも料金プランが割高なうえに、iPhoneで利用できなかったり端末セットでないと契約できなかったりするところが多いためです。
mineo、b-mobile、LINEモバイルに関してはSoftbank版のiPhone8シリーズはそのまま利用可能ですのでこちらから選ぶのが良いでしょう。
この3社の中ではLINEモバイルが最も安く使うことができます。
データ3GB+通話プラン | |
---|---|
mineo | 1,950円~ |
b-mobile | 1,990円~ |
LINEモバイル | 1,690円~ |
公式リンク | コメント | |
LINEモバイル(Softbank回線タイプ) | LINEモバイル | Softbank版のiPhoneもdocomo版と同じ料金で利用可能。 |
mineo(Sプラン) | mineo | 2018年9月4日よりSoftbank回線SIMも受け付け開始。 |
b-mobile s | b-mobile s | 従量課金制SIM。最安料金は安いが普通にスマホを使う方にとってはコスパ的に微妙かも。 |
au版の説明と重複しますが、Softbank版のiPhone8をdocomo系MVNOやau系MVNOで使いたい場合はSIMロック解除をする(SIMフリーのiPhoneを入手する)必要がありますので、わざわざ手間をかけるよりも素直にSoftbank系のMVNOを利用することをおススメします。
【まとめ】iPhone8はSIMフリーじゃなくても全然困らない
iPhone8に関しては「SIMロックかかってるからMVNOとか格安SIMは使えないや・・・」という懸念はほぼなくなりました。なぜなら総務省の指導により「キャリアと同じ通信網を使っているMVNOへはSIMロック解除しなくても乗り換えできる」というルールが適用されている機種だからです。
docomoはもとより、auやSoftbankの通信網を利用したMVNOも出揃ってきてそこそこ充実し始めている現在では、iPhone8はこれまでのiPhoneの中で最もMVNOとの親和性が高いスマホになっていると断言できます。
新型iPhoneが発売されて中古スマホの流通が落ち着くまで多少時間がかかりますが、毎年年末商戦に入るころ(12月くらい)にはセールなどで買いやすい価格になっていることが予想されますので、中古でiPhone8を狙っている方は普段から価格の推移や在庫状況をチェックしておくといいでしょう。