とあるオフィス
休憩所で雑談中、ふとしたことからスマホの話になった若手社員が二人いた。
唐突に現れたこの女子社員の名は「アサギ」。
入社2年目でようやく仕事に慣れてきたところである。
しかし最近になって仕事が忙しくなり、学生時代の仲間とはなかなか連絡がとれずに疎遠になっていくのを残念に感じている。
またも唐突に現れたこの生意気そうな男の名は「ムラカミ」。
アサギの同期で仕事はそこそこできるが、オタク的な性格で調子にのりやすいので基本ボッチである。
①
②
MVNOはとにかく月額の利用料が安い!
上の二人のやり取りでも出たように、MVNOの魅力はとにかくランニングコストが安いということです。
契約の内容やスマホの使い方にもよりますが、キャリアの請求金額と比較すると数千円の差が出ることもザラです。
毎月これだけの差が出るということは、年単位で考えると非常に大きな額の違いが生じることになります。
MVNOはキャリアスマホと比較してとにかく安く運用できるということを覚えておきましょう。
確かにアサギの懸念は多くのキャリアスマホユーザーにとって当たり前に出てくるもの。
せっかく安くなっても速度が出なかったり、電話がつながらなかったら本末転倒だからである。
そう。ムラカミのいう通り、MVNO各社はユーザービリティが低下しない程度の契約でキャリアから通信枠を確保しているので、普段の利用においては問題ない。
(昼間などアクセスの集中する時間帯は速度が一時的に遅くなることもあるが、それはキャリアも同じ条件である。)
ゲームはほどほどにね!
使い勝手はほぼ変わらない
キャリアスマホと料金の差があることはわかったけど、クオリティ面で落差があったらどうしよう……。
そう思ってMVNOに変えるのをためらっている方も多いことでしょう。
でもご心配なく!
MVNOにした途端に使い物にならなくなるほど通信速度がダウンするとか、電話が不通になるといったことはありません!
参考 http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1707/19/news107.html
上の参考リンクにて2017年7月現在の各MVNOの速度調査の結果が公表されています。
筆者の利用しているIIJmioは「下り5Mbps/上り2.5Mbps」という結果になっていますが、一般的なLINE、Twitter、スマホゲーム等の利用であれば全く困らない速度が出ていると言えます。
お昼時にはさすがに速度の落ち込みが見られますが、キャリアの端末も同じように速度低下が見られますので、キャリアスマホだけが一日中快適な速度が保証されているとも言い難いです。
まとめると、MVNOにしてもスマホの使い勝手は変わらないということです!
MVNOにするとできなくなることをよく確認しておこう!
MVNOにすると無くなる機能でよく知られているのが「キャリアメール」の問題です。
少し前なら重要な連絡手段として重宝していましたし、現在でもサービスの登録などで使うことがあります。
MVNOにはこうしたキャリアメールのサービスがありません。(UQ mobileやmineoは専用ドメインのメールアドレスを提供するサービスがあります)
したがってガラケーへの連絡手段が乏しくなることが懸念されています。
この他にも「キャリア決済が利用できなくなる」「ディズニーマーケットのようなキャリア契約前提のサービスが利用できなくなる」という部分もあります。
まずは自分が利用しているキャリア依存のサービスがないかどうかを、事前にしっかりと確認しておきましょう。
確認項目はテレコムサービス協会のページが役立ちます。
参考 http://www.telesa.or.jp/committee/mvno_new/rel20170421_01
確認した上で特に問題が無ければMVNOに切り替える大きなチャンスです!
MVNOで出来ることは最大で3つ!
「電話」「SMS(ショートメール)」「モバイル通信(ネット接続)」ということを覚えておきましょう!