docomoの新料金プランが発表されました!
docomoは2019年6月から実施する端末料金と通信料金を分離させた新たな料金プランを発表しました。
内容をおさらいしていくと、
ギガホ・・・6,980円/月
月間30GBまで高速データ通信が利用でき、使い切った後も1Mbpsでの通信が可能なプラン。
ギガライト・・・2,980円~5,980円/月
- 1GBまで:2,980円
- 1GB~3GB:3,980円
- 3GB~5GB:4,980円
- 5GB~7GB:5,980円
⇒使った分だけ料金を支払う段階制プラン。7GBを使い切った場合は128kbpsに制限されます。
という2種類のプランを示しました。
通話料金についても変更が実施されます。
通話料は家族間のみ無料となり、5分間のかけ放題は月額700円、国内通話の完全無料サービスは月額1,700円かかるようになります。
家族割「みんなドコモ割」
家族にdocomoユーザーがいる場合、2回線目は月額500円引き、3回線目は1,000円引きになります。
ドコモ光セット割
固定ネット回線「ドコモ光」を契約していると、ギガホプランは月額1,000円引き、ギガライトプランは最大で1,000円引きの割引を受けられます。
この他にもスマホデビュー割、ギガホ割などの割引も用意されています。
新料金プランの感想
思ったほど安くないじゃん!!!
う~ん。一体誰のためのプランなんだろうな・・・。
「値下げに踏み切った!」って煽るからどんなものかと思えば、ガッカリだよ。
具体的にはどんなところにガッカリした?
だってものすごくたくさんデータ通信を使うユーザーにしかメリットがないじゃん!段階制の料金プランって言ってもMVNOと比べたらかなり割高に見えるんですけど!!
そうだよね。
まず言えるのは「ライトユーザーへの魅力的な料金プランがない」っていうところ。
100歩譲ってデータ通信1GB未満のユーザーなら家族割を最大限効かせれば1ユーザー当たり月額1,980円だからまだわかるけど、3GBまでは家族割があっても2,980円と一気に割高感が出てくるようになるね。しかも話し放題もオプションで有料だし。
家族割がきかない単身ユーザーならもっと割高だよ~!
たとえば業界最安プランを打ち出しているDMMモバイルなら月3GBで1,500円。
通信品質とかサービス面はあえて考慮していないけれども、それでも今回のdocomoの新プランの半額でスマホが使えるということを考えると単純な維持費では年間で1万円以上の差が出るぞ。
その代わりと言っちゃなんだけど、完全にスマホ1本で、なんでもスマホで済ませる人ならギガホはそれなりに便利なのかもしれないね?
月に30GBもある容量を使い切ってしまうくらいのヘビーユーザーなら、もともとMVNOには向かないしな。
要するにWi-Fi環境もない、パソコンもない、youtubeとSNSとスマホゲー中毒になってる、みたいな感じのユーザーはギガホプランでも納得して使えると思うよ。ギガが切れても1Mbpsで通信できるし、不便さはないでしょ。
つまりもともとMVNOに向いてないユーザーだけはギガホでもいいのかなって感じになるのね。
問題なのは「じゃあその逆の人は?」って話ね。
全然スマホを使わないわけじゃないけど、めちゃくちゃたくさん使うっていうほどヘビーでもない。ややライトなユーザーのことね。
だいたい月間で3GB~5GBくらいあればいいかな~?くらいの人はどうするのかっていうね。
そういう人たちは選ぶとしたらギガライトになるんだろうけど、やっぱりMVNOと比べると高いって印象なんだよね~。
個人的にはもっとこう「超高速通信が5GB分使えて月額3,000円ポッキリ!」くらいのインパクトがあればよかったんだけど、結局は基本料金を高くして【●●割】で割引していくキャリアお得意のスタイルで全然スッキリしない!
もうその割引スタイルからは離れられないのかもしれないね・・・。
キャリア陣営は「●●割」っていうスタイルがプランをややこしてくしてるっていうことに全く気付いてない感じだよね。いい加減やめて欲しいわ。(まぁこれはUQモバイルのピッタリプランとか楽天モバイルとかY!mobileにも言えることなんだけどね……)
というわけでdocomoの新料金プラン発表は、とんだ拍子抜けで終わりました。
こんな調子だと、MVNOのメリットは全く失われてないどころか、ますます今後加速していくでしょう。
だってライトユーザーにとっちゃ、中古で買ってMVNOで使うほうが断然オトクなんだもん。
つまり!低料金で使うならMVNOで決まり、ってことだね!