もくじ
UQmobileのイイところ!
iPhoneを全てコミコミで持つならトータルコストが安い
以前に執筆したコラム「大手キャリアの「サブブランド」は本当に優遇されているのか?」にも書いた通り、UQmobileなら端末代金の割引が効くので新品でiPhoneを安く持つならかなりオススメと言えます。
もちろん「端末は自分で選ぶ or 既に端末は持っている」という方や、「電話あんまりしないからかけ放題プランは必要ないんだけどなぁ…」というライトユーザーな方には【データ高速+音声通話プラン】を申し込めばデータ通信が毎月3GBついて、電話もできて、キャリアと同等の通信スピードで月々1,680円(税抜)という破格の安さでスマホを持つこともできます。
あんまり詳しくない人(すべて任せたい人)も、自分でいろいろ準備できる人にも対応できるプランがあるのでまさに万人にオススメしやすいSIMなのです。
通信速度が速い
まずは通信速度の実測値をご覧ください。最もスマホ利用が多い夕方~夜間のスピード比較です。(単位:Mbps)
時刻 | UQmobile | IIJmio | mineo | LINEモバイル |
---|---|---|---|---|
17時台 | 37.04 | 2.68 | 3.52 | 3.72 |
18時台 | 25.87 | 1.73 | 1.26 | 1.53 |
19時台 | 30.13 | 1.99 | 1.84 | 1.45 |
20時台 | 32.71 | 2.38 | 4.28 | 1.67 |
21時台 | 40.56 | 2.13 | 5.52 | 1.78 |
出典:家電批評[特別編集]Wi-Fi・格安SIM・タブレット最新デジタルのおすすめが丸ごとわかる本、晋遊舎、2018
・・・圧倒的ではないか!!
速さで絶対に失敗したくないっていう方はUQmobile一択ということがこれでハッキリしてしまった感があります。(まぁ平均2~3Mbpsでもとりわけ遅くてイライラするっていうほどでもないんですけどね。気持ちの問題です。)
このように4G/LTEの速度が速いということは様々なwebマガジンや雑誌ですでに取り上げられている事実ですが、実はUQmobileは低速時でも300kbpsというそこそこの速度で通信が可能です。
他のMVNOや格安SIMだと低速時128kbpsや200kbpsという速度が一般的な中で、UQmobileの300kbpsはなかなか優秀だと言えます。
なぜならTwitterやInstagramの閲覧、ラインの送受信、データのやり取りが多めの位置ゲーのプレイも300kbpsあれば十分こなせるからです。
UQmobileの担当者も「youtubeも360pくらいの画質なら低速時でも十分視聴できます。」と太鼓判を押していました。youtubeに限らず動画コンテンツは著しく低画質でなければ内容が確認できる程度なら十分実用レベルで楽しめますし、移動時なら画質が多少悪くてもヒマつぶしになれば問題ないとも考えられます。これなら契約時のデータ量が少なくても低速モードに設定することで高速用のデータ量を食わずに通信ができるので安心ですよね。
さらに自宅や職場がWi-Fiを使える環境なら普段は管理アプリで速度を低速モードで運用して、外出時に地図アプリを活用するときなど「ここぞ!」というときだけ高速モードにするという使い方を徹底すれば、低価格プランでもそれほどストレスを感じることなくデータ通信を思いっきり楽しめるはずです。常に全力投球でネットをする必要なんてないんですから。
支払い方法に「口座振替」が選べる
コレ、何気に重要なポイントです。なぜなら世の中の格安SIMの多くはクレジットカード支払いにしか対応していないからです。
つまりクレカを持っていない人はそもそも格安SIMを契約することもままならない状態になっているわけです。
お金の管理の仕方は人それぞれですし、カードを使いたくない人や現金主義の方は日本ならたくさんいらっしゃいます。しかしいまだに格安SIMはクレカでしか支払えない状態が続いています。
とはいえ、これも仕方がないことなのです。なぜなら支払い方法を絞ることで事務的な負担を減らせますから、格安SIMを低コストで運営していくには支払い管理を一元化するのは必須なんです。
でも先ほど申し上げた通り、UQmobileはKDDIグループ。運営資金は非常に潤沢ですので、ユーザーの様々なニーズをくみとってすぐにサービスの拡充に活かすことができる企業体質です。
この「口座振替対応」もそうしたフットワークの軽い大企業ならではのサービスの一環と言えますね。
とにかく、銀行口座さえあればUQmobileの契約は可能です。クレカ嫌いなアナタでも安心して申し込める数少ない格安SIMです。
UQmobileの気を付けたいところ
2年縛りがある
多くのSIMカードには「最低利用期間」というものが存在します。その期間を待たずに解約した場合は多額の違約金がかかることになります。
音声通話付きSIMの場合、ほとんどのSIMは12か月程度の最低利用期間の設定があります。設定がないSIMであっても短い期間でMNP転出を行うと1万円以上の事務手数料を取られる場合が多いので、短期間でいくつものSIMを渡り歩くことは現実的ではありません。
なかでもUQmobileは普通のMVNOよりも長めの「2年縛り」がありますのでキャリアと契約の形態自体はほぼ変わりません。以下はUQmobileのwebサイトより引用した一文です。
課金開始月を1ヶ月目とする25ヶ月間を契約期間とします(25ヶ月目を「契約満了月」といいます)。
契約満了月の翌月に解約のお申し出がない場合、更に2年間の契約として自動更新されます。
契約満了月の翌月以外に解約された場合は、契約解除料(9,500円)がかかります。なお、データ高速+音声通話プラン、データ無制限+音声通話プランからプラン変更した場合は、その変更が適用となった月から24ヶ月間となり、24ヶ月目が契約満了月となります。
今の時代、契約をコロコロ変える必要性もあまり感じられませんが、2年目に入って料金が上がるのが気になる方や、契約を見直したくなった場合、UQmobileは一般的なMVNOと比較して違約金が発生する期間が長いということは頭に入れておきましょう。
一部の割引は途中で終了する
これもUQmobileのwebサイトからの引用になります。
スマトク割は課金開始月から起算して25ケ月間、おしゃべりプランSおよびぴったりプランS基本使用料3,980円、おしゃべりプランMおよびぴったりプランM基本使用料4,980円、おしゃべりプランLおよびぴったりプランL基本使用料6,980円から1,000円を割り引きます。
さらに課金開始月から起算して13ケ月間、イチキュッパ割として1,000円/月(日割り適用)を割り引きます。
この文を見てもわかる通り「イチキュッパ割」は13ケ月間、つまり最初の1年目しか適用されません。UQmobileの料金プランのところに小さく(2年目以降は~円/月)と記載があるように2年目からは支払額が変わります。
端末代金を含めて2年間というくくりで考えると他のMVNOとそんなに差はないのですが、途中で支払う料金が変わっていくのもキャリアのような料金体系をとっているUQmobileならではの懸念ですね。2年目以降も自分の意志で解約しなければ自動的に再契約となり、契約更新月(違約金ナシで解約可能な期間)を過ぎるとまた新たな2年縛りに突入しますので自分の納得のいく料金で利用できているのかの観点を常に持っておかないとズルズルと損をしてしまうことにもなります。
2年目から料金があがるのが嫌な人へのオススメプラン
これはとても簡単なことです。
2年目から料金が上がってしまうのは「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」になりますので、それ以外のプランから選択すればいいのです。
メニューのところから料金・サービスの欄を見ると、「おしゃべりプラン・ぴったりプラン」以外に「その他の料金プラン」というところがあります。
そこには4つのプランが提示されていますが、おすすめは「データ高速+音声通話プラン」です。
月間で3GB分の高速データ通信が利用できて、通話料金も30秒20円と他のMVNOと変わらない水準です。これで月額1,680円です。ずーっと変わりません。
電話をほとんど使わない、あるいは受けることが多いという方ならこちらのほうがより節約できるでしょう。
【まとめ】結局UQmobileはどうなの?
私個人の意見としてはかなりよい選択肢だと思います。
なぜなら昼や夜間などの混雑時でもスイスイ高速回線が使えますし、端末セットでおしゃべりプランやぴったりプランを選べば割引も効くので端末代金を考慮すると他のMVNOプランよりも安く持てる場合もあります。また、今のように格安SIMの知名度がなかった時(2015年~2016年代)に大手キャリアと契約をしたユーザーの2年縛りが明けた際に、UQmobileに乗り換える方が非常に多いです。なので
キャリアとおなじ回線品質で今よりもっと料金を安くしたい!
というキャリアから乗り換え派の方にも自信をもってオススメできますし、
今持ってる端末(または別のSIMフリー端末)を活かして自分のスマホや親のスマホ代を見直したい!
という方にもSIMだけ契約できるUQmobileなら安心して端末そのままで高品質の回線に切り替えることができちゃうんです。
つまり、UQmobileはキャリアに最も近い通信品質と契約方法を持つ格安SIMだったのだ!
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