2016年9月に発売されたiPhone7。
iPhone初の防水・防塵機能搭載、Felica対応のApplePay、イヤホンジャック廃止など大きな話題が多かったiPhoneでした。
後のiPhone8は背面がiPhone4S以来のガラス素材となるため、パッと見では美麗になった一方でヒビや割れが入りやすくなり、放熱面でも不安の声が上がっています。実際に中古品が多く出回っているフリマで探してみると、背面まで見事に割れたiPhone8がしばしば出品されています。
その懸念のためかiPhone7の需要は意外と根強く、アルミで作られた剛健な一体型ボディ、性能面でもA10のクアッドコアCPU搭載でまだまだ余裕のパフォーマンスを誇ります。
新型iPhoneの登場で価格も徐々に下がってきており、モノによっては3万円台で入手可能な美品も登場しています。
2年経過で買い替え需要もあることから、中古を狙ってみるのも選択肢としては大いにアリと言えそうです。
そんなiPhone7をMVNOでお得に使っていく方法を確認していきましょう。
スマホの買い替えサイクルが2年っていうのは短いような気もするね・・・
俺の周りには未だにiPhone5sを使ってる人もいるよ。iPhone5cと違って64bitCPUだからいまだに最新アップデートに対応できているしね。
ちなみにiPhone5sは2013年発売の機種。バッテリー消耗などの懸念もあるけど、いかにiPhoneの基本性能のレベルが高いかがわかるよな。
iPhone7の入手方法
キャリアで契約していたものを使う
自分でdocomo、au、Softbankで契約してiPhone7をすでに持っている方はそのまま使い続けることができます
キャリアと契約中の方は途中で解約するとなれば違約金もかかりますし、本体代金を分割で支払っている場合は当然残りの代金を負担することになります。
2年縛りで契約している方の場合は残りの契約で負担することになる通信費と違約金、スマホ本体代を確認したうえで、どのタイミングでMVNOに乗り換えればトータルで安くなるのかを判断する必要があります。
「判断するのが難しい!」という方に便利なのがmineoの乗換タイミング診断です
【公式ページ】mineo
公式ページのトップから【乗換タイミング診断】をタップして自分の毎月のスマホ代と乗り換えたいプランの情報を入力するだけでオトクになるタイミングを自動で計算して表示してくれます。
キャリアから乗り換えたい方はぜひ使っておきたいツールですね。
au・Softbankユーザーはネット上でSIMロック解除の手続きができるよ。
契約期間中にやっておけば端末の価値もあがるし、ネット上なら無料だよ。
簡単な手続きだから解約前にひと手間かけてやっておこう!
SIMロック解除のくわしいやり方はスマホの買取大手「イオシス」の解説ページが図解付きでわかりやすいのでぜひ参考にしてみてください。
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メーカー公式から購入する
2018年9月現在、iPhone7はアップル公式サイトで購入することができます。
価格も下がり32GBに関しては5万円台前半で新品が購入できますので、あえて中古を狙わなくても割とリーズナブルな価格でiPhone7を手にすることができます。
しかもSIMフリーなのでいろいろなタイプのMVNOを選択することができます。
誰かのお下がりはイヤだ……という方は、いまのうちに新品を確保しておくというのも手ですね。
ある程度まとまった資金をためておくことで一括で新品のSIMフリーiPhoneを購入できるので、そっちのほうが使い勝手としてはいいよな。
中古を買う
新品もいいけど、やっぱり気になるのが中古iPhoneですよね。
中古市場を見回してもだいたい30%~50%OFFくらいの価格で取引されているようです。
バッテリーの状態やキズ、汚れ、機能不全など本体の状態に気になる部分はあると思いますが、それでも安いに越したことはないです。
フリマやオークションで素人出品の最安値を探すのも楽しいですが、点検項目がしっかりしている中古ショップで手に入れるほうが安心感が高くオススメです。
また中古品の隠れたメリットとして「一定期間利用して問題のなかった個体」というお墨付きも得られるというところがあります。どうしてもデジタル機器には初期不良やロット不良が出てきてしまうものですが、一定期間使われて問題なく再利用できるスマホは個体としては非常に優秀ということでもあるのです。
大手の中古スマホショップなら中古品にも保証を付けてくれているところが多いので、初期不良が気になる方はそうした保証を実施しているところで購入するようにしましょう。
ていうかフリマで売られてるiPhoneて画面割れしてるの多すぎだよね~!
なんであんな画面割っちゃうような使い方をしてしまうんだろうな・・・。
落下防止でストラップつけてる俺からすると信じられんわ。
スマホを中古で購入する際に気を付けたいのが「ネットワーク利用制限」についてです。
このネットワーク利用制限とは何なのか。
簡単に言うと、前の所有者がきちんとiPhoneの本体代金を完済しないまま買い取りに出していた場合、今後モバイル通信機能が凍結されてしまう可能性があるということです。
「さすがにそれは困る!」と思うでしょうが、そうならないように見分けることが大切です。
中古店の店頭なら「ネットワーク利用制限」の欄に【○】か【▲】が表示されているはずです。
○になっているものを買えば端末代金が完済されているものなので100%心配ありません。
▲になっているものは前の所有者次第です。完済してくれる人がほとんどですが世の中クズみたいなヤツもいるので払わずに放置する場合があります。
そうなるとネットワーク利用制限が【×】になってしまい、モバイル通信不可になります。つまりスマホとして使えなくなってしまいます。
こうなってしまうと解除できませんので、トラブルを避ける意味でも▲になっている機種は極力選ばないようにしましょう。
ネットで売られている機種を品定めする場合は必ずIMEI(スマホに割り振られている固有識別番号)を確認して、キャリアのIMEI確認ページから現在のネットワーク利用制限の状況を事前に確認しておきましょう。
iPhone7で使えるSIMを契約しよう
iPhone7を入手した後はSIMカードを選びましょう。
(すでにSIMフリーのiPhone7を入手できている場合はお好きなSIMカードを選んでご利用ください。したがって本項目の内容はスキップしていただいてOKです。)
ここから先は入手したiPhone7のキャリアによって選ぶべき道がわかれていきます。
docomo版の場合
docomo版のiPhoneの場合、その他のdocomoスマホと同様にdocomo通信網を利用したMVNOを使うことでSIMロック解除をすることなく乗り換え可能です。
docomo系のMVNOは非常に多くのブランドから選ぶことができますのでお好みのプランから選んで乗り換えてください。
中古の場合もSIMロック解除をすることなく乗り換え可能です。
公式リンク | コメント | |
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au版の場合
iPhone7は2017年8月以前に発売された機種なので、総務省の「モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針」の要件を満たしてない端末になります。
つまりiPhone8のような「同じau回線を利用しているMVNOはSIMロック解除しなくても乗り換えOK」というワザは使えません。
でも慌てることなかれ。そんなau版iPhone7でも使えるSIMを各社提供しております。
現状au版のiPhone7でそのまま使えるSIMは
- mineo(Aプラン)【nano】
のみとなっています。
なぜmineoはSIMロック解除をしていないiPhoneでも使えるのか?
その理由は【auVoLTE SIM】以外に、通話に3G回線を利用する【nanoSIM】も提供しているからです。(データ通信はもちろん4G LTEで通信できますよ!)
iPhone7までのシリーズは3G回線による通話に対応していますので、ギリギリnanoSIMでも大丈夫になっています。(iPhone8以降は通話はVoLTE SIMしか対応できなくなりました)
mineoのnanoSIMであればmineoの作成した構成プロファイルのインストールさえ行えば普通にiPhone7で通話もデータ通信も利用できますので、SIMロック解除の有無は気にせずに乗り換え可能になります。
ちなみに、mineo以外のau系SIM
- UQモバイル
- IIJmioタイプA
- BIGLOBEモバイルタイプA
はいずれも【auVoLTE SIMのみ】の提供となっているので、iPhone7で使う場合はSIMロック解除をしなければ通信の設定ができません。SIMロック解除のされていないau版iPhone7を利用する際はmineoのnanoSIMを使うようにしてください。
データ3GB+通話プラン | |
---|---|
UQモバイル | 1,680円~ |
mineo(Aプラン) | 1,510円~ |
IIJmio(タイプA) | 1,600円~ |
BIGLOBEモバイル(タイプA) | 1,600円~ |
代表的な4社で比較してみると、データ3GB/月+通話プランでおおよそ1,600円前後となっています。
UQモバイルが最も月額料金が高い(といっても最安のmineoと170円/月の差)のですが、そのかわりにデータ通信速度が非常に速いので、日中や夕方にデータ通信の速度を落としたくないという方はSIMロックを解除したうえで(もしくはSIMフリーになっているiPhoneを入手したうえで)UQモバイルに乗り換えることをオススメします。
公式リンク | コメント | |
UQモバイル | UQモバイル | 業界最速のデータ通信で使いやすさ抜群。通信速度重視ならUQ以外ありえない。 |
mineo(Aプラン) | mineo | iPhone5以降の全機種で動作確認済み。安心感◎ |
IIJmio | IIJmio | タイプAとタイプDでデータ容量のシェア可能。 |
BIGLOBEモバイル(タイプA) | BIGLOBEモバイル | 6GBプラン以上で公衆Wi-Fi(BIGLOBE Wi-Fi)が無料で使える。 |
Softbank版の場合
Softbank版のiPhoneも基本的な事情はau版と同じです。
Softbank系のSIMを提供しているブランド自体は10社以上あるのですが、SIMロック解除しなくても乗り換え可能なのはmineo(Sプラン)、LINEモバイル(ソフトバンク回線)、b-mobile sの3社です。
この3社の中ではLINEモバイルが最も安く使うことができます。
データ3GB+通話プラン | |
---|---|
mineo | 1,950円~ |
b-mobile s | 1,990円~ |
LINEモバイル | 1,690円~ |
公式リンク | コメント | |
LINEモバイル(Softbank回線タイプ) | LINEモバイル | Softbank版のiPhoneもdocomo版と同じ料金で利用可能。 |
mineo(Sプラン) | mineo | 2018年9月4日よりSoftbank回線SIMも受け付け開始。 |
b-mobile s | b-mobile s | 従量課金制SIM。最安料金は安いが普通にスマホを使う方にとってはコスパ的に微妙かも。 |
au版の説明と重複しますが、Softbank版のiPhone7をdocomo系MVNOやau系MVNOで使いたい場合はSIMロック解除をする(SIMフリーのiPhoneを入手する)必要がありますので、わざわざ手間をかけるよりも素直にSoftbank系のMVNOを利用することをおススメします。
【まとめ】iPhone7はSIMフリーじゃなくてもMVNOで十分使えます
MVNOに乗り換えるうえでよくあるのが「SIMフリーじゃなきゃダメなんでしょ!」という思い込みです。
確かにMVNO各社の公式サイトで売られている端末セットの内容を見てみると、国内外のSIMフリースマホがズラっと並んでいますのでそう考えるのも無理はないでしょう。
しかし、iPhone7に関しては絶対にSIMフリーである必要はないし、またSIMロック解除も必須ではありません。キャリアで契約したものも中古で入手したものも、そのままMVNOに乗り換える手段があるのは上記で示してきたとおりです。
iPhone7はアルミ成形ボディのiPhoneの中で最新モデルとなっており、あの手触りや放熱性の高さを好むユーザーがまだまだ多いのが実情です。
そんなiPhone7をそのままで安価に利用し続けられるMVNOは、通信費を節約したいユーザーにぜひ使ってみてもらいたいですね。乗り換えるだけの価値があるものだと私は信じています。