Softbank版iPhoneの本領発揮か
これまでSoftbankのiPhoneは格安SIMで通話できないと言ったな・・・。
すまん、あれはウソだ!(というかウソになっちゃった!)
というのも、2017/08/16にb-mobileからリリースされた「b-mobile s スマホ通話SIM」によってSoftbankのiPhoneでSIMロック解除しなくても通話・SMS対応格安SIMの利用ができるようになったからだ!
ちなみに先日書いた「SoftbankのiPhoneもSIMロック解除不要でMVNOにできます!」にb-mobileのSIMの概要や注意点が載っています!
今回の注目ポイントは何といっても通話・SMSに対応したということ。
これで全国の中古ショップやネットショップの店頭であふれかえっていたSoftbank版iPhoneの在庫が少しは動くのではなかろうか?
例えば「親のガラケーをスマホにしたい!」という人向けに中古の安いiPhone+格安SIMで始めてみたり、子供の初スマホにしたり、もちろん現役Softbankユーザーがコスト削減で導入したっていい。
いずれにせよ「これまでSIMロック解除もできずに持てまあすしかなかったiPhone5、iPhone6を格安で通話可能なスマホとして運用できる」という事実が最も衝撃的だ。
SIMの概要
料金体系
b-mobile s スマホ通話SIMは毎月利用したデータ量に応じて料金が変わるという仕組みになっている。
データ量 | 金額 |
---|---|
1GBまで | 2,450円 |
2GBまで | 2,800円 |
3GBまで | 3,150円 |
4GBまで | 3,500円 |
5GBまで | 3,850円 |
5GBを超えても料金は変わらないが、通信速度が200kbpsに制限されるので実利用に支障が出てくる。モバイルデータ通信をたくさん利用するユーザーの場合はWi-Fiを活用するなど対策をしながら使うようにしたい。
SMSは1通3円(70文字まで)、Softbank回線の相手なら30円で670文字まで送ることも可能。
通話はアプリ推奨
普通に通話することも可能だが、そうすると問答無用で30秒ごとに20円の通話料を支払わなくてはならなくなる。
そこでb-mobileでは「b-mobile電話アプリ」という通話アプリを提供している。
これを利用することで1回5分までの通話が何度でも無料で利用できるようになるのだ!
というのも、このサービスは「第三者課金サービス」と呼ばれる仕組みを利用している。
電話番号の前に特定の「プレフィックス番号」を付与することでキャリアには基本料金のみを払い、電話回線網は別会社のものを利用するのだ。(アプリはこのプレフィックス番号を自動で付与するためのもの)
これにより電話回線の品質を維持しつつ料金を大きく下げることができる。
アプリからの発信ということもあり少し手間に感じるかもしれないが、使わない手はないのできちんとインストールしておこう。
ただし少しだけ注意点がある。それは通話相手への番号通知である。
スマホからスマホへの通話は問題ないが、アプリを使って固定電話にかけると番号が通知されなくなる。(非通知になる)
また110や119の緊急通報、0570からはじまる「ナビダイヤル」にはかけられない、国際通話はできないなどの注意事項もあるので利用する前に一読しておこう。