格安SIM(MVNO)に向いてる人、向いてない人

ひとくちに格安SIM・MVNOと言っても、必ず全員がお得になるとは限りません。

なぜならスマホの使い方は人によって違うからです。

一日中仕事やプライベートで電話をかけ続けている人もいれば、LINEやデータ通信しかしない人もいます。

そこで今回は格安SIMに向いてる人と、そうじゃない人の使い方を3通りずつに分類してご紹介します。

大手キャリアのままでいるか、それとも格安SIMに乗り換えるかの参考にしてみてください。

※本項目にあてはまる人すべてがお得になることを保証するものではありません。予めご了承ください。

格安SIMに向いてる人

1.電話は”受け専”の人

通信各社のウェブサイト上では「通話定額プラン」がゴリ押しされているので非常に見づらくなっていますが、格安SIMもキャリアも通話料金は「30秒あたり20円」となっています。

そして大手キャリア各社の通話定額プランは以下の通りです。

(価格は税抜き) docomo au softbank
かけ放題(5分まで) 1,700円 1,700円 1,700円
かけ放題(無制限) 2,700円 2,700円 2,700円

docomoやauにはかけ放題をつけない安価なプランもありますが、docomoは家族とのシェアプラン専用、auは7GBのパケット定額プランとセットで契約しなければならない制約があります。softbankに至ってはさも当然のように通話定額が基本料金に含まれていて選択の余地もありません。

つまり制約によって安価なプランを契約できない場合は必ずかけ放題プランを選択しなければならないのです。

さて、そこで気になるのが「かけ放題プラン」で元を取る為にはどれほど通話すればいいのかですが、先ほど書いた通り通話料金は各社ともに「30秒20円」です。

このことから200円で通話できるのは5分ということになります。つまり通話料が1,700円に達するには42分30秒以上2,700円に達するには1時間7分30秒以上の通話が必要ということです。

あなたの毎月の通話時間はどれくらいですか?

30分程度なら間違いなく通話定額の名目でムダな料金をぶんどられています。

そんなアナタに格安SIMの料金プランを見ていただきたいのです。

一例でIIJmioをあげました。

通話+データ通信で容量は6GB、心配だから一応10分間までの通話定額(830円/月)もつけてみます。

3,050円/月。

通話定額が無ければ2,220円/月。

電話がかかってくるだけの”受け専”の人ならこのプランで十分すぎます。

2.キャリアメールを使ってない人

これは他の記事でも口酸っぱく申し上げている内容です。

でも、もう一度言います。

キャリアメール活用してますか?

活用しているならそのままでいいと思います。

でもわけのわからない広告メール、スパムメール、キャリアからのお知らせで満杯だったりしませんか?

それ、もう切り捨ててしまってもいいのではないでしょうか?

無くても困らないサービスはさっさと見切ったほうが経済的です。

3.自分から”ググる”ことができる人

私の知り合いが言っていたことの受け売りになりますが、スマホを使いこなせるか使いこなせないかを客観的に見極める方法は

「何か問題が発生した時に自分でググって解決する」

ということができるかできないかで判別可能だと言います。

念のために解説すると、「ググる」とはGoogleの検索エンジンで調べたい単語を入力してwebサイトを検索する行為のことを指します。

なぜこのことが格安SIMの適性に関係してくるのかというと、格安SIMには基本的にサポートという概念が存在しないからです。

格安SIMはサポートを極力なくし人件費や管理費を徹底的に切り詰めることで低価格の料金プランを実現しています。

つまり何か問題が発生した時にユーザーが自分で解決できることが求められるということなのです。

普段からググってるアナタはおめでとうございます。格安SIM適正ユーザーです。

逆にググる習慣がなく、すぐに誰かに聞いてしまうクセのある方は、まずは日頃の疑問点をググって検索して自己解決能力を養うところから始めましょう。

格安SIMに向いてない人

1.補償やサポートの充実を重視している人

先述の通り、格安SIMには「わからない時に気軽に相談できるお店や窓口」というものがほとんどありません。

もちろん質問チャットやサポートの電話番号は存在しますが、最低限の知識を持っていることが前提条件となっていますので、

「何がわからないのかがわからない」

みたいな状態だと使い物になりません。

また、端末が故障した際の補償も格安SIMはキャリアに比べて最低限の補償となっています。

特にSIMカード単体での契約時はユーザー自身が今使っている端末をそのまま使うか、自分で用意した端末を使うので故障時の対応は全て自分で行う必要が出てきます。

もちろん有料のオプションをつければキャリア並みに手厚くすることもできますが、

  • きちんとお店の人と相談できるほうがいい
  • 何かあった時の補償は手厚く万全にしたい

という人はキャリアのまま使い続ける方向がいいと思います。

2.テザリングをよく使う人

格安SIMにするとモバイルデータ通信の設定で「APN」を変更する必要がありますが、テザリング時のAPNまでは変更ができない機種が結構あります。

2016年夏以降のモデルやSIMフリー端末であれば問題ないのですが、それ以前の機種から格安SIMに変更しようとしている方は要注意です。

詳しくは下記のページをご覧ください。

docomo端末はMVNOにするとテザリングができない!?
docomo端末はMVNOにするとテザリングができない!?
結論から言うと現在はdocomoでも格安simでテザリング可能です!その対象になった時期や、docomoが格安simでテザリングが出来なかった詳細も解説します。

3.キャリア独自のサービスを利用している人

キャリア独自のサービスとは具体的には

  • キャリアメール
  • キャリア決済

のことを指します。

キャリアメールは先にも述べた通りなので、ここではキャリア決済について解説しておきます。

キャリア決済は携帯料金と一緒にサービスの利用代金を支払う方法で、クレジットカードがなくても使えるのでカードを持ちたくない(使いたくない)方でも気軽に使える後払い決済手段となっています。

今でもAKBなどのアイドルのモバイルサイトでは総選挙や投票系のサービスは「キャリア決済のみ対応」というものも多く、サービスの利用者は必ず三大キャリアのスマホを使う必要があるのです。

つまり安易に格安SIMに乗せ換えてしまうとキャリア決済が使えなくなり、今まで使ってきたサービスが使えなくなってしまう、という事態になりかねません。

キャリア決済で日常的にサービスや商品を購入している方は、代替の決済手段をきちんと確認した上で格安SIMへの乗せ換えを検討するようにしましょう。

まとめ

格安SIMにすることで間違いなく毎月の料金を安く抑えることができます。これは事実です。

しかし安くなるということは、何かのサービスを削っているということでもあるのです。

そしてそのサービスは自分にとって削っていい部分なのか、それとも残さなければならない部分なのかをしっかりと吟味して、適切なモバイルサービスを選択すべきです。

格安SIMで十分な人は格安SIMで。

キャリアが必要な人はキャリアで。

少しでも多くの人が自分にとって最適なサービスを見つけることができますように!

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