2018年9月4日(火)の9:00から、mineoのソフトバンクプランの提供が開始されます。
これによってmineoはdocomo回線、au回線に続いてSoftbank回線も取り扱うことになり、3大キャリアすべての通信網のなかから利用したいSIMを選べるようになります。
そこで今回は新しく加わることになるSoftbank回線はどんなユーザーが使うべきなのか?他のプランと何が違うのかを簡潔に見てきたいと思います。
ソフトバンクプランのメリット
Softbank版のiPhoneを安価に活用できる
これはすでに提供されている他のMVNOのソフトバンクプランにも共通して言えることなのですが、基本的に中古のiPhoneがSIMロック解除不要で使えるというメリットが最も大きいのではないかと思います。
特にiPhone5、iPhone5s、iPhone6はSIMロック解除の対象外機種ですから、用途が少なく人気のないSoftbank版iPhoneが中古スマホ販売店の店頭にたくさん並んでいますので、これらを入手すればSIMロックの解除を気にすることなく利用することができます。
ほかにもメルカリのようなフリマアプリやオークションなどで入手した中古機種を使うことでスマホ本体代を抑えつつiPhoneを運用することも可能になります。
ソフトバンク版の中古iPhoneは他のキャリアのiPhoneよりも流通在庫数が多く、そのぶん価格も割安な傾向にあります。
そして同年代・同価格帯のAndroidスマホと比較して性能も高めなので、ネットの閲覧やアプリの動作も苦になりません。
(ただし、iPhone6以前はメモリが1GBなので、複数のアプリを立ち上げたりすると落ちたりフリーズしたりすることもありますので、そこは注意点としてあらかじめ押さえておく必要がありますが)
今のオススメはiPhone6s、iPhone7です。これらの機種はメモリ2GBに強化されていますのでまだまだ現役で使える性能を持っています。
購入店舗にもよりますが、iPhone6sなら3万円前後、iPhone7なら4万円弱から入手可能なので、これからiPhoneを持つという場合はねらい目でしょう。
ただしmineoのソフトバンクプランには2種類のSIMがあります。片方はVoLTE対応のSIMで、使用するにはSIMロック解除が必要なので必然的にiPhone6s以降の機種のみが利用できるものです。ちなみにVoLTEに対応させることで通話品質が向上します。
↓VoLTEについて詳しく知りたい方はコチラをご参照ください。
参考 https://www.softbank.jp/mobile/network/service/volte/
それ以外の機種は「iPhone7以前用nanoSIM」を選択することで対応できます。こちらはSIMロック解除をする必要なく利用できます。
SIMフリーや一部のソフトバンク版Androidにも対応機種あり
iPhone以外にも最近発売されたSIMフリー機種や一部のソフトバンクスマホにも対応しているとのことです。
ただし、基本的にはSIMロック解除が前提となりますので、中古端末を入手して利用することは難しいので、今使っている人が乗り換えるというシチュエーションが予想できます。
↓詳しい機種をご覧になりたい場合はmineoの動作確認済リストをご覧ください。
参考 https://mineo.jp/device/devicelist/softbank/
回線速度はdocomo系MVNOよりだいぶマシ
b-mobileなどの他のSoftbank系MVNOのレビューにもあるとおり、Softbank回線のMVNOは利用者が比較的少ないため、相対的に速度の低下が起こりにくいことが予想されます。
docomo系のMVNOはいくら安いとはいえ、お昼の時間帯や夕方~夜の帰宅時間帯はどうしても通信速度が落ちてしまうという現状があります。
これはdocomo回線系MVNOの利用者が増えたことで、ただでさえ少ないMVNOの帯域をみんなで奪い合っているからです。
その点、まだまだ提供する事業者が少なく利用者も少ないSoftbank回線なら快適な通信するのに十分な速度が得られます。
docomo系MVNOを使っている方の中で、どうしても通信速度に我慢できないという場合はSoftbank版のSIMに乗り換えるという選択もアリだとおもいます。
ソフトバンクプランの注意点
他のプランと比較して料金が割高になっている
参照元:http://www.k-opti.com/press/2018/press35.html
実際の料金面を他のプランと比較すると、約300円~400円/月ほど割高になっています。
これはSoftbankの回線利用料が影響しているものと思われます。
例えばデュアルタイプ(データ容量3GB)を契約した際の年間通しての料金で考えると、
auプラン=18,120円(1,510円×12)
ソフトバンクプラン=23,400円(1,950円×12)
となり、auプランと比べて年間5,280円多く料金を負担する必要があります。
中古端末を購入して使うなら気にしなくてもよい(むしろアリ)
こちらは2018年08月12日現在でAmazonでiPhone7の中古端末を検索した結果です。
あくまでざっと調べた結果ですが、Softbank版のiPhoneは他のキャリアのiPhoneと比較して3割以上安く入手できるようです。(ちなみにdocomo版のiPhone7は32GBで4万円台中盤くらいでした)
あくまで中古なので商品の状態やバッテリーの消耗具合などいろいろ気にしなければならない部分もありますが、中古端末の価格差を考える限りは料金面での割高さは十分カバーできるのではないかと思います。
まとめ
mineoのSoftbank回線の提供で、特にiPhoneの格安運用という面ではかなり有力な選択肢になるのではないかと思います。
中古端末をうまく調達できれば端末代など含めて年間5万円そこそこでiPhone7を運用することもできるでしょう。
逆にAndroidスマホを運用するのはしばらくの間はSIMフリーの機種に頼ることになると思いますが、それでも回線速度と価格のバランスはそこそことれているのではないかと評価できます。
具体的なことは実際に使ってみないことにはわかりませんが、まずまず期待を抱かせてくれる内容かなと思います。
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