バッテリー劣化による充電切れは対策可能!
MVNOに乗り換える時に気になるのが、今使っているスマホのバッテリー状態。
充電して使って、また充電して……を繰り返していると、徐々にバッテリーの性能が下がっていきます。
でもバッテリーが劣化してしまったからといってすぐに機種を変えてしまうのはモッタイナイ!
今回はバッテリーの持ちが悪くなってしまったスマホでも、ちょっとしたアイテムの活用でまだまだ十分活用できる、ということをご紹介させていただきます。
同じスマホを長い期間使っていると必ず直面する問題に「バッテリーの劣化」がある。
朝に満充電の状態で出かけても、仕事や遊びでスマホを使っていると家に帰ってくるころにはバッテリー切れ寸前だったり、ひどい時は電池切れになって操作不能になることもあるだろう。
買ったばかりの頃は1日使っても結構バッテリーが余ってたけど、1年くらい使うとハッキリとバッテリーの持ちが悪くなるのがわかるよねー
内閣府の消費動向調査の傾向を参照すると年度末にスマホ(携帯電話)の買い替え動機の調査結果が公表されるのだが、その中で「故障による買い替え」と回答しているのはだいたい3割~4割なんだ。
そりゃ壊れたら普通は買い替えるもんね。
でもこの数値はウラを返せば毎年6割~7割の人は故障以外の理由で買い替えを実施していると読み取ることもできる。
壊れてもないスマホを買い替える理由を考えると、やはり「動作が重い」「バッテリーがもたない」という2大ストレスの占めるウェイトは大きいんじゃないだろうか?。
ストレスを感じながら使い続けるのは苦痛だから仕方ないよね……。
動作が重いのであれば、それは「自分のやりたいこと」と「スマホの性能」が一致しなくなってしまったのだから、解決を図るには買い替えるほかない。
でもバッテリーがすぐ切れるというのは、ユーザーの対策次第でクリアできる問題でもあるんだ。
つまりそれってバッテリーが完全に切れてしまう前に充電できればいいってことだよね?
簡単に言えばそういうことだね。
「バッテリーの持ちが悪くなってきたから買い替える」という選択を回避できれば、お気に入りのスマホを長く使い続けることができるぞ。
なるほど!
キャリア時代から使ってきたスマホをMVNOにした時に『ちょっと充電減るのが早いなぁ』と思っても対策がちゃんとできていれば無駄に買い替えをすることもなくなるね。
簡単に言えばそういうことだね。
というわけで具体的なバッテリー対策の方法を改めて書いていこうと思う。
すでに実践している方は”おさらい”ということでお付き合いいただければ幸いです。
まずは充電器&ケーブルを持ち歩く習慣から
スマホで何でもできる時代になった今、社会環境は大きな変化を遂げました。
最もわかりやすい変化がお店や施設に表示されている
「Wi-Fi使えます」
「コンセントあります」
という文言。
つまりこれはユーザーがスポットを選ぶ基準のひとつに
「Wi-Fiが使えるのでスマホの通信量を抑えられるスポットである」
「コンセントが使えるのでバッテリーを気にせずにスマホを使えるスポットである」
ということを重視するようになった証拠です。
特に「コンセントあります」に関しては実に様々な場所で利用できるようになっています。
カフェスペースや飲食店はもちろんのこと、待合室、高速バスの車内、鉄道車両といったまとまった時間を過ごす場所では当たり前のように設備が整ってきています。
こうした社会インフラをしっかり活用するためにはユーザー側の準備が肝要なのです。
つまりお家やオフィスだけじゃなくて、外出先の設備をしっかりと活用するために充電器とケーブルは持ち歩く習慣をつけたほうがいいんだね。
電池切れに対する意識が高い人はすでに持ち歩いていると思いますが、意外と若い人の中にも持ち歩いていない方は多いみたいだね。
私は都心の某家電量販店スマホコーナーでレジ打ちをしていたことがあるのでわかるんですが、スマホの充電が切れてしまい急いで充電器やケーブルを買い求める学生さんやサラリーマンのなんと多いこと。
普段から持ち歩いていれば出先で余計な買い物をせずに済むのにね!
スマホを購入した時にセットでついていたものでも構わないし、持ち歩く用に耐久性の高いケーブルや充電器を購入しておくのもいいと思います。
とにかく、スマホを便利に使える環境が整ってきた今こそきちんと充電器とケーブルを持ち歩く習慣を身に着けておくだけで充電できるチャンスはグッと広がります!
スマホを酷使するならモバイルバッテリーも必携
ポケモンGOのリリース直後に話題になったグッズのひとつがモバイルバッテリー。
スマホゲームのプレイ時は画面のバックライトが常に点灯し通信量も増え、CPUの処理も活発になります。
つまり移動中や移動先でスマホゲームを頻繁にプレイすることでバッテリーはどんどん消費されていきますので、バッテリーの蓄電量が減少してきたスマホでは1日どころか半日もたないこともしばしば出てきます。
そんな時に便利なのがコンセントを使わずにスマホを充電できるモバイルバッテリーというわけです。
今では大容量を備えるモデルから高速充電規格に対応したものまで種類も非常に増えて安価に入手できるようになっています。(家電量販店などの店頭ではやや高価なため、ネット通販を利用するのがおすすめ)
最近のゲームアプリには位置情報を利用するものも増えてきたので、高精度なGPS機能を利用するためにバッテリーの消費が増えてきているし、3Dグラフィックの処理などでスマホのパワーをフルに使う機会も多い。
スマホをどこでも充電可能なモバイルバッテリーの存在は非常に心強いぞ。
モバイルバッテリーってすごくたくさん種類があるんだね!
どれくらいのものを買えばいいのかな?
1~2回充電できればOKな人は容量のところに5,000mAhと書いてあるもので十分。ネットなら1,000円~2,000円くらいで買えるし重量も軽いから持ち運びもラクだね。
逆に一日中ポケモンGOで遊んだりするガチな方は20,000mAh以上の大容量モデルを選ぶと安心してプレイに集中できると思う。
どこでも充電できるから社会人の人も1つ持っておくといざという時に安心!
災害時の連絡手段を確保するという面でも用意していくのがオススメだよ!
バッテリー問題の根本的な解決は困難
スマホの高機能化、大画面化が進む中でバッテリーだけは容量や機能の改善が今一つ進んでいないのが現状。
スマホ自体の省電力機能も使うことで電池寿命を延ばすことはできるものの、気休め程度であることもまた事実。
バッテリーは消耗品であるにもかかわらずほとんどの機種でユーザーによる交換ができない。これは防水性能を損なわないように気密性を高める必要があること、内部構造の複雑化でバッテリー着脱構造がとれないことなどが原因。
バッテリーの性能向上が叶わない以上、こまめな充電ができるように環境を整えておくことがユーザーのできる唯一のバッテリー対策だ。
なぜ今回バッテリーについて取り上げたのかというと、バッテリーの持ちが悪くなったからといってすぐにスマホを買い替えてしまうのはもったいないからなんだ。
それってどういうこと?
例えばiPhone6sは2015年9月のリリースになるので、この記事を書いている2018年3月時点ですでに2年半経過していることになる。
でもハッキリ言ってiPhone6sはまだまだ現役機種だし全然古臭い印象も受けない機種だよね。
現に処理落ちするアプリもかなり少ないし、ストレスを感じるようなもっさりとした動きもほとんどみられないよ。
そうだね。
知り合いでも使っている人が多いし、街中でもiPhone6sどころかiPhone5s使っている人もまだ見かけるよ。
これはiPhoneに限った話ではなく、ここ2~3年くらいの機種であれば機能的には全く見劣りしないし、バッテリー劣化だけで買い替えるのはあまりにもムダなんだよね。
そこで街中にある充電スポットを活用したり、モバイルバッテリーを上手に使ってスマホの充電状態をコントロールしてあげれば、充電不足のストレスから少しは解放されるよね?という考えになるのよね。
その通り。
バッテリー劣化状態といえども普通に満充電状態から数時間はもつわけだから、あとは自分の行動の範囲で充電できる時間や場所を見つけてうまく使っていけばいいだけの話。
充電スポットとモバイルバッテリーを上手に活用すれば、使い込んだスマホもストレスなく使えるようになるよ!
まだやってないという方はぜひ明日から実践してみよう!