キャリアもMVNOも端末保証はオプション方式
「端末保証」とはいわゆる端末の故障・破損が発生した際に
1.無償または一部の料金を負担することで同一の端末や同等品に交換できる
2.無償または一部の料金を負担することで故障部分の修理が受けられる
というものです。
スマホも家電製品の一部になりますので、その端末を製造したメーカーが指定した期間の間に故障が発生した場合は、購入証明となるレシートと保証書を提示することで無償で修理や交換に応じてくれます。(通常はお買い上げ日から1年間というものが多いです)
キャリアの補償
キャリアでは自然故障以外の水濡れや不慮の事故に起因する破損、盗難などの偶発的な事象も補償してくれるサービスがオプションサービスとして用意されています。
サービス名称 | 月額料金 | |
---|---|---|
docomo | ケータイ補償サービス | 380円/500円 |
au | 故障紛失サポート | 380円 |
softbank | あんしん保証パック | 500円 |
(docomoは端末により料金が異なります)
詳細は各キャリアのページで確認して欲しいのですが、
- 故意にスマホを壊して新品を手に入れようとする
- ソフトウェアを改造しようとして失敗して動かなくなる
- 民間のわけわからんスマホ修理屋さんで格安で修理したスマホが再度故障した
みたいな「明らかにテメーが悪い!」っていうトラブルは受け付けてくれません。
それ以外の案件もサービスの悪用を防止するために自己負担金が必要になります。
あくまでも「不慮の事故でスマホが壊れちゃった人を最小限の負担で救済してあげる」サービスだということをお忘れなく。
MVNOの補償
さて一方のMVNOですが、nosekae.comがオススメする4つのブランドの端末保証も比較してみましょう。
サービス名称 | 月額料金 | |
IIJmio | 端末補償オプション | 380円/500円 |
つながる端末保証 | 500円 | |
UQ mobile | 端末補償サービス | 380円 |
mineo | 端末安心保証サービス | 370円 |
持込み端末安心保証サービス | 500円 | |
LINEモバイル | 端末保証 | 450円 |
持込端末保証 | 500円 |
上記をご覧いただければわかるように、MVNOの補償には2通りのパターンがあります。
それは
- MVNOで端末とSIMカードをセットで購入した際に付けられるオプション
- MVNOでSIMカードだけ申し込んだ際に付けられるオプション
です。
nosekae.com的に大事なのはもちろん2番目の「SIMカードのみ申し込んだ時」です。
上の表で赤字になっているオプションサービスがそれに該当するものです。
(残念ながらUQmobileにはありませんでした……)
これは自分で用意した端末(持込端末)に対する保証サービスです。
こちらも最低限の出費で水没や破損に対応してくれるので安心してスマホを使うことが出来るのですが、注意点がいくつかあります。
1.盗難は補償されない
大手キャリアでは盗難も保証してくれますが、各MVNOのオプションには規定がありません。
2.契約と同時の申し込みが必要
あとから申し込むことはできません。
必ず契約時の申し込みが必要です。
3.対応機種のみの補償
極端に古い機種、海外からの輸入品、改造品、交換可能機種以外のスマホなどは保証できません。
この3点以外にも修理回数や上限金額などの細かい決まりごとがありますので、事前にサポート内容と利用規約をチェックしておきましょう。
まとめ
家電量販店に勤めていた時に何度か修理コーナーで業務をする機会がありましたが、意外なほど携帯電話やスマホの修理依頼って多いんですよね。
これだけ多くの人がスマホという家電製品を使う時代になったんだなぁと思いつつ、スマホを壊してしまう事案もまた、一定数あるのだなと実感したものです。
スマホを壊してしまう人の大半は落下が原因です。
普通に電車内でもバンバン落としている人を見かけるし、特に若い女性は取り扱いが雑な印象が個人的にあります。(画面も割れてる人けっこう多い)
落下を防ぐにはスマホの背面につける落下防止リングやストラップを取り付ければいいのですが、どうしてだかほとんどの人は取り付けていないんですよね。
自分は落下させない自信があるのか、それとも見た目の問題なのか。
さらに「バンパー付きで衝撃吸収のケースだから大丈夫」と粗雑に扱っていると、スマホの内部パーツが壊れたりボタンが戻らなくなったり液晶パネルが沈んだりしますので要注意です。
……少々話がそれ気味ですが、自衛のためのストラップ取り付けなどの対策ができない(したくない)という場合は素直にオプションの保証に入っておくといいです。
月々500円×12ヶ月で6,000円。
2年間でも12,000円の負担です。
もしこの期間中に破損してうごかなくなってしまったとしても、実費負担4,000~5,000円で新品と交換できますのでトータルで考えれば損はしないです。
もっとも一番いいのは破損させない使い方を徹底することですけどね!