格安SIM(MVNO)にするなら早めにしたほうがいい2つの理由

最近になってテレビCMや街中の広告で頻繁に目にするようになった格安SIMの宣伝。

最初こそ一部のマニアや物好きが利用する「初心者お断り感」が強いサービスという認識でしたが、これらの広告のおかげで一般層にもかなり認知されてきています。

MM総研が2017年3月に実施した4万人規模のネットアンケートでも83.8%が(利用しているかどうかにかかわらず)格安SIMの存在を知っていると回答しています。

参考 国内MVNO利用状況調査(MM総研)

しかしながらその一方で同アンケートでは格安SIMを実際に利用していると回答したのはわずか14.9%にとどまっています。

なぜ利用しないのかの理由トップ3は

  1. 申し込みが面倒
  2. サポートが不安
  3. 通信品質が不安

となっており、やはり「申し込むのが面倒くさい」という理由が格安SIMに乗せ換える際の大きな障壁となっているようです。

そこで格安SIMに乗せ換えてそろそろ半年経過する筆者はこう言いたい。

早めに格安SIMに乗せ換えたほうがいい、マジで。

もちろん上にある通り利用したことない人からしてみれば、サポート面、通信品質の面で不安があるのは当然だと思いますし、サポートも通信品質もキャリア並だったらとっくにキャリアの商売は破綻しているわけです。

サポートも最低限で、通信速度も爆速ってわけじゃない。キャリアメールも使えなくなる。

だけど、月々の料金がキャリアの時と比較して5,000円安くなるならそれは格安SIMを選ぶ最大の理由になるわけです。

まあ、「格安」SIMって名前をしているのだから価格が安いのは当たり前の話。

今回のお話はこうした「月額料金が下がる」という話からもう一歩踏み込んだところにスポットを当てていきたいと思います。

というわけで、筆者が考える「格安SIM(MVNO)にするなら早めにしたほうがいい2つの理由」は以下の通り。

1.早くはじめたほうが”価格差のうまみ”を多く得られる

これは単純な話です。

例えばキャリア時代に月/6,000円の通信費がかかっていたとします。

そして意を決して格安SIMに乗せ換えをして通信費が月/2,000円に下がったとします。

超単純計算になりますが

キャリア時代→6,000円×12ヶ月=72,000円

格安SIM時代→2,000円×12ヶ月=24,000円

ということになります。

つまり1年ごとに通信費だけで48,000円の価格差が発生しているわけです。

2年後では96,000円、3年後では144,000円・・・

似たような話で「発売したばかりの製品をわざわざ定価で買うなんてバカみたい!」と言われたりしますが、考えてみてください。

発売直後に新製品を手に入れるということは、誰よりも早くその新製品を使って快適な体験ができるわけです。

そして1年後に価格が崩れ、たとえば半額で同じ品を手に入れたとしても先に手に入れていた人がすでに得ている1年分の利便性、快適さという「体験の価値」は決して埋められないのです。

少々わかりにくくなってしまいましたが、何が言いたいのかというと

早く始めた人ほどサービスのうまみを多く感じることができるよ!

ということです。

2.キャンペーンをやっているうちが狙い目

この記事を書いている2017年5月17日現在で代表的な格安SIM会社が行っているキャンペーンをまとめてみました。

ブランド名 主なキャンペーン
mineo mineo紹介キャンペーン など
楽天モバイル 月額基本料が1ヶ月無料 など
iijmio 大容量オプション提供開始 感謝キャンペーン など
UQ mobile スマホデビュー応援キャンペーン など
OCNモバイル 初夏のワクワクキャンペーン SIMカード 追加手数料無料 など
LINE mobile 2ヶ月連続3GB増量キャンペーン など

このようにどの格安SIM会社も何かしらのキャンペーンを行っていて、利用者拡大につとめています。

考えられる理由は2つ。

1つは、格安SIM会社同士において提供できるサービスや品質にほとんど差がないからです。

いまのところ目立った差といえば、特定のサイトやアプリの通信をカウントせず無制限に使える「カウントフリー」くらいしかありません。

そこで利用料を割引したり、無料で使える容量を大きくしたりして自社のサービが選ばれるように施策を打っているのです。

そして2つ目はキャリアスマホからの乗り換えを検討している層を確保するための施策になっています。

まだ15%程度しか利用者がいない格安SIMの世界。

裏を返せば(格安SIMの存在をしらない層もふくめると)85%ものユーザーに格安SIMへの乗り換え需要があるということになり、非常に大きなチャンスなのです。

もちろんその85%全員が格安SIMに変えることはありえませんが、似たようなサービスが多い中で少しでも自社サービスを利用してくれる可能性をあげたいわけです。

SIMの新規発行料金を無料にしてみたり、月額利用料をしばらく安くしてみたりと、乗り換え需要にささりそうな施策を打ち出しています。

しかし残念ながらこうしたキャンペーンは未来永劫ずっと行われる保証はありません。

将来的に日本でもSIMフリーが当たり前になり、端末は自分で好きに選んで、通信会社も数十社以上の中から自分で選ぶ、なんて時代に近い将来なるでしょう。

それが当たり前になった時(消費者が自分から通信会社を選んでくれる時)、通信会社は回線の品質や維持に投資をはじめるようになります。

なぜなら、現状のサービスをよりよいものにして既存ユーザーの満足度を高め、評判をあげたほうが口コミで自社サービスの宣伝を行えるからです。

(本当においしいラーメン屋さんが、広告を打たなくてもTwitterやネットで情報が拡散されて勝手に行列ができるのと理屈は同じです。)

つまりある程度のユーザーが格安SIMに移行した段階で新規顧客獲得のためのキャンペーンは内容が薄くなったり、そもそもキャンペーン自体が行われなくなることも十分考えられます。

【1.早くはじめたほうが”価格差のうまみ”を多く得られる】でも述べた通り、ユーザーの少ない今だからこそ、実質負担を減らして格安SIMに乗せ換えることができるというのは、あなたをせかしているワケでもなんでもなく、単純にそのほうがお得だからなのです。

まとめ

とにかく格安SIMなどの契約関連は「面倒くさい」という印象を持たれがちです。

しかし物事は早めに動いたほうが好転することが多いのもまた事実。

「将来的に格安SIMの利用人口が増えたら、通信速度が今よりもっと遅くなってしまうのでは?」

と考える方もいるかもしれませんが、その懸念が生まれる頃には新たな通信方式が使えるようになったり、新しい電波帯が利用できるようになったりと、技術革新が必ず行われます。

そしてこの記事を書いている私はiijmioにMNPしてから半年経過しましたが、全く不自由なくスマホを楽しめております。

この半年の間、趣味の旅行で日本各地を転々としました。

北は北海道から、福島の山奥、長野の川沿い、京都大阪、島根の田舎、そして大都会東京・・・。

いろんなところを格安SIMのスマホと一緒に飛び回っていますが、いまのところ圏外になったのはトンネルくらいしかありません。

懸念されていた山間部でも電波は良好。

基本的に連絡はLINE、電話は受け専、家族とのやり取りはSMS、というスタイルの私なら何も問題ないということが証明された形になりました。

本当に格安SIMに変えて良かったです。毎月ソ〇〇〇〇クに8,000円もぶんどられていたのは一体なんだったのか・・・。

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